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事業の真価を引き出す交渉ときめ細かい伴走で、大手仲介の3倍以上の評価額と納得できる買い手選びに成功 事業の真価を引き出す交渉ときめ細かい伴走で、大手仲介の3倍以上の評価額と納得できる買い手選びに成功

プルータス・マネジメントアドバイザリーは、クライアントの利益最大化のため、専属のフィナンシャルアドバイザー(FA)として多数の中小企業のM&A支援を手がけています。特徴的なのは、M&Aありきではなく中長期間にわたってオーナー経営者様に寄り添い、お悩み解消のお手伝いをする「伴走型FA」のスタイルを貫いていることです。約5年間寄り添ったうえで、全方位的に納得感のあるM&Aを成功させたホプニック研究所の事例を紹介します。

売上の7割が海外!
高い技術力で競争優位性を確保しているニッチトップ企業

売上の7割が海外!
高い技術力で競争優位性を
確保しているニッチトップ企業

── ホプニック研究所は、経済産業省の「グローバルニッチトップ企業100選(2014年)」にも選ばれています。1988年に創業されていますが、その経緯や事業の概要について教えてください。

髙木様 私は大手レンズメーカーで、眼鏡のプラスチックレンズに携わっていました。メーカーがその事業から撤退することになったとき、プラスチックレンズの製造を続けたい7人で会社を立ち上げることになりました。

 創業した1988年当時は、プラスチック製レンズがようやく認知され始めたタイミングでした。レンズとしては分厚いものしかなくて、薄くて軽いものがあればもっと多くの人に使ってもらえるんではないかという想いがありました。そのためにはプラスチックレンズの原料である樹脂を徹底的に研究しようという思いがあり、社名に「研究所」と入れました。そして、大手の化学会社と共同開発を行い、世界で一番軽いプラスチックレンズの開発に成功しました。

 力を入れてきたのは、視力補正だけではない機能性を持たせることです。きっかけのひとつが、目に若干の障害があり太陽光のまぶしさを感じやすい小学生のお子さんとの出会いでした。眼医者さんからは「サングラスを掛けたら」と言われたそうですが、ご両親は学校にサングラスをかけていくといじめにあったりするのではないかとお悩みを抱えておられていました。メガネレンズは視力を補正することが目的ですが、他に機能性を持たせることで、見ることに不自由を感じている人の環境を少しでも改善したいと考えてきました。

下野 実は、レンズの生産をしているメーカーは非常に希少なんです。ほとんどは海外の巨大なメーカーが生産していまして、日本全体でもほとんど作られていません。その中で、単に作るだけでなく、研究開発型メーカーとして次々に新たな機能性レンズを市場に投入しているホプニック研究所様は、本当にグローバルニッチトップな会社です。直近でも、経済産業省近畿経済産業局が選定する「関西ものづくり新撰2023」で、視覚の質向上と光からの瞳の保護を両立した視覚補正レンズ「TRIGUARD」が特別賞を受賞されています。

島田 ホプニック研究所様の技術力の高さは、世界中から評価されているんですよね。中でも、サングラスなどに使われる視力補正用高屈折偏光レンズは、売上の7割が海外で、世界のハイブランドで採用されています。

 2016年には、世界で初めて黄色の波長だけをカットし、まぶしさを効果的にカットする特殊レンズ「ネオコントラスト」を新たに市場へ送り出しました。海外が圧倒的に強い機能性レンズの領域で、高い技術力をもとに競争力を発揮している企業なので、私たちも早くから注目をしていました。

株式会社ホプニック研究所  顧問 髙木俊治様

株式会社ホプニック研究所 顧問

髙木 俊治 様

「M&Aありきではなく、選択肢を提示したい」
FA契約前に約3年にわたって経営の悩みに伴走

「M&Aありきではなく、
選択肢を提示したい」
FA契約前に約3年にわたって
経営の悩みに伴走

── M&Aの実施に至った経緯を教えてください。

髙木様 当初は全く考えていませんでした。というのは、私の子どもが一緒に仕事をしたいと言ってくれて、私自身もそろそろ年齢が気になっていたので、親族内承継を視野に入れていたんです。会社の株式を整理したいと思っていましたので、ちょうどよいきっかけだと思い、ホールディングス体制への移行も行いました。

下野 髙木様と最初にお会いしたのは、ちょうどその頃でした。私たちは、早くからホプニック研究所様に注目をしていましたし、そもそも「マネジメントアドバイザリー」と社名にあるように、M&Aありきではなく、経営者の方々をご支援する会社ですので、何か御役に立てることがあればと思ってご連絡をしたんです。そうしたら、親族内承継を進めているのでM&Aは考えていないというお話でした。

髙木様 でも、プルータスさんはいろいろ相談にのってくれたんですよね。ホールディングス化して社員が増えましたが、働き方改革が始まったことで人事制度や評価制度を整備しなければならなかったり、知的財産権の管理ができる社員がいなかったりといった問題が山積みだったんです。

島田 中小企業の経営者の方々にはよくありますが、髙木様がいろいろなことを担っていたのですよね。特に、特許などの知的財産権の管理は、ホプニック研究所様のように海外取引が多いと、日本では考えられないほどタフな交渉が多いので大変です。

 でも、親族内承継をお考えだったご子息は、研究開発ではなく営業・マーケティングのキャリアを積んでこられたので、将来的に対応していけるかご不安をお持ちでしたね。

髙木様 そうなんです。弁理士さんや弁護士さんなど複数の外部パートナーはいるのですが、海外とのやりとりはまた変わってきます。今後、さらに海外での顧客を開拓していく必要性も考えると、大手企業に託すという選択肢もあるのかなと思うようになりました。子どもともそういう話をして、M&Aを検討することになりました。

下野 髙木様のように、オーナー経営者様は状況に応じていろいろなお悩みを抱えていますので、すぐに親族内承継やM&Aに踏み切れるわけではありません。一方で、いろいろな選択肢があるのに、それに気づかないで意思決定してしまうのは良くないと思うんです。

 最終的にM&Aを決断しても、目的がはっきりしていなければ納得できない結果となってしまうおそれもありますので、私たちは「伴走型FA」という独自のスタイルで、中長期にわたって伴走し、さまざまなお悩みに対して可能な限りの情報提供を行います。結果としてM&Aの実施に至らなくてもかまいませんし、実施するとなれば全力でオーナー経営者のためにご支援を行います。

髙木様 実際、約3年間にわたっていろいろな相談にのってもらったり、情報提供をしてもらったりしました。その間、アドバイザリー契約を結んでほしいといった話は一切されませんでしたね。

株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリー 執行役員  マネージング・ダイレクター 下野 剛史

株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリー
執行役員 マネージング・ダイレクター

下野 剛史

おざなりな対応に終始した仲介会社など
「頼んでみたい」と思える相談先が見つからない

おざなりな対応に終始した
仲介会社など「頼んでみたい」と
思える相談先が見つからない

── M&Aで会社を売却しようと決めたら、専門家の支援を受けるのが常道です。プルータス・マネジメントアドバイザリー以外にも相談先の候補はあったのでしょうか。

髙木様 会社を売る経験なんてしたことがないわけですから、とにかく不安で、片っ端から調べて回りました。国が設置している公的相談窓口の「事業承継・引継ぎ支援センター」にも行きましたし、銀行が開催しているセミナーにも参加しました。いろいろな書籍も読みました。でも、「ここだったら頼んでみたい」というところは見つかりませんでした。

 創業当時から、その時点で35年間にわたってお世話になってきた顧問税理士の先生にも相談しました。そうしたら、「自分が顧問をしている会社の事業承継やM&Aは、いつもここにお願いしている」とM&A仲介会社を紹介してくれたんです。

 ところがこの仲介会社は、M&A業界では大手のようでしたが、ろくにこちらのことを知ろうともしないんです。ビジネスだから成果をあげなくてはいけないのはわかりますが、「とにかくまとめればいい」という感じなんですね。売却価格の概算も出してくれたんですが、ほとんど資料も渡していないのにすぐ出してくるので、どうやって算出したんだろうと思いました。勝手に都合のいい数字を出しているんじゃないかと感じましたし、価格も非常に低くて到底納得はできませんでした。

── それに比べてプルータス・マネジメントアドバイザリーはどうでしたか。仲介行為を行わず、クライアントの専属アドバイザー(FA)として利益最大化を追求する「片側FA」という存在はご存じだったのでしょうか。

髙木様 M&Aのことは、書籍などでもいろいろ調べましたが「片側FA」は初めて知りました。顧問税理士の先生も、そんな存在は知らないと驚いていましたね。

 でも、考えてみればプルータスさんは、約3年間にわたってずっとウチに関心を寄せてくれていたわけです。東京で展示会を開けばちゃんと来てくれて、製品についてもいろいろな質問をしてくれます。業界の最新ニュースがあればすぐにメールをくれたりしていました。だから、「クライアントの利益最大化を追求している」と聞いて納得できましたし、非常に安心感があったので、お願いしようということになりました。

確かな根拠に基づいた評価と透明性の高いプロセスで
納得できるM&Aに

確かな根拠に基づいた評価と
透明性の高いプロセスで
納得できるM&Aに

── 仲介会社の売却価格の概算には納得できなかったというお話でしたが、プルータス・マネジメントアドバイザリーの評価額はいかがでしたか。

髙木様 仲介会社の概算とは倍以上の差がありました。数字もそうなのですが、プルータスさんの場合は根拠が明確で、M&Aについて全く知らない私でも納得できるものでした。特に、将来性についての評価も組み込んでいるのは納得感がありましたね。

島田 評価額が高いというと、案件を獲得するために恣意的な評価をしているのではと思われることもあるのですが、そのようなことは一切ありません。独立系最大手として企業価値評価・算定に強みのあるグループ会社のプルータス・コンサルティングのノウハウをしっかりと活かして、類似上場企業と比較したマーケットベースの評価や、直近の業績や将来生み出すキャッシュフローベースの評価を組み合わせて客観的に評価額を算出することを徹底しています。

下野 実際、買い手と交渉をした結果、最終的には私たちの評価額の1.5倍、仲介会社が出した概算からは3倍以上になりました。でも、先ほども申し上げたように、ホプニック研究所様はグローバルベースで非常に評価の高い企業なので、意外な結果ではありません。私たちが算出した評価額を最低水準として、さらに評価されるべきであることを織り込みながら買い手との交渉を進めました。

髙木様 正直、そんなに高く評価してもらえるとは思わなかったので驚きました。それに、金額だけでなく、買い手の考え方や姿勢がわかるように交渉を進めてくれたので、非常に選びやすかったですね。

── 選びやすいと感じさせる交渉プロセス、どのようなものだったのでしょうか。

髙木様 最初は100社以上をリストアップして、そこから少しずつ絞り込んでいくんですが、そのプロセスを全部明示してくれるんです。最終的には10社程度に絞り込んで面談したのですが、10社なら10社、短期間で一気に面談をするので、それぞれの違いが理解しやすく選びやすいんです。

 経営者仲間や顧問税理士の先生に聞いたところ、普通は1社ずつ面談・検討をしてダメだったら次、という進め方なので、前の会社がどうだったかわからなくなってしまうらしいんです。プルータスさんのようなやり方は聞いたことがないと驚いていました。

島田 1社ずつ面談して検討、判断をしていくと、決めたあとに「もしかしたらもっと良い譲渡先があったのかもしれない」という思いに陥りがちなんです。先ほども下野から選択肢の話がありましたが、大切な会社を任せるのですから、複数の選択肢の中から納得して選んでいただくことが大切だと考え、そういう方法を採用しています。それに、1つのプロセスで同時進行したほうが、買い手に競争環境が生まれますので、売り手側に有利になるというのもあります。

下野 オーナー経営者様にはご負担をかける方法ですし、私たちにとっても手間はかかります。現在のM&A市場は、効率的かつスピーディにというのがトレンドで、3カ月でマッチングを約束するM&A支援会社もあるくらいなので、時流に反しているのかもしれません。

 でも、M&Aは、多くのオーナー経営者様にとって一生涯に1回あるかないかの大きな決断です。せっかく実施するのであれば、しっかりと時間をかけて準備を行い、選択肢を全て洗い出して比較検討したほうがいいと思いますのでこのやり方をご提案しています。そこを髙木様にご評価いただけたことは、非常にうれしく思います。

株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリー 執行役員  マネージング・ダイレクター/米国公認会計士(ワシントン州) 島田 光太郎

株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリー
執行役員 マネージング・ダイレクター/米国公認会計士(ワシントン州)

株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリー
執行役員 マネージング・ダイレクター/
米国公認会計士(ワシントン州)

島田 光太郎

わかりやすく的確な説明やデータ化の代行など
きめ細かいサポートで
通常業務との両立も支える

わかりやすく的確な説明や
データ化の代行など
きめ細かいサポートで
通常業務との両立も支える

── ほかにM&Aを進める中で印象に残ったことがあればお聞かせください。

髙木様 買い手の選定もそうですが、全てにわたってわかりやすく、的確な説明をしてくれました。次に何をやるのか、それが何を目的としているのか、やることでどんなことが起こり得るのかをとにかく丁寧に示してくれるんです。

 どうしても通常業務をしながらの対応になるので、とりわけ事務的な作業はなかなか手が回りにくいのですが、まるでアウトソーサーに依頼したかのように的確なサポートをしてくれたので助かりました。

下野 M&Aプロセスで売り手企業が大変だったと振り返ることの1つに、買い手による買収監査への対応があります。買収監査では大量の資料提出が求められ、膨大な質疑応答が必要となります。弊社は、事前に十分な準備期間を確保し、資料を整えてからM&Aプロセスに進むことを推奨し、資料準備のサポートもしています。これにより、買収監査に戦略的に対応できます。

島田 M&Aとは、会社の全ての歴史やリスクを引き継ぐことなので、財務、税務、法務、ビジネスなどありとあらゆる資料が必要になるんです。契約書関係や取引明細、時には請求書など細かい伝票を求められることもあります。とりわけ中小規模の企業だと対応しきれないので、私たちはそこのサポートもしています。ホプニック研究所様の場合も、資料一式を宅配便で送っていただき、データ化の作業をサポートしました。

髙木様 あれは本当に助かりましたよ。あと、遠くからピーク時は週2回ペースで足を運んでくれて、メールや電話で済ませるのではなく、資料を突き合わせながらこちらが対応すべきことを整理してくれたのもありがたかったですね。本当は、普段から整理しておくべきなんでしょうけど、30~40人程度しかいない会社なので、そこまで手が回らないんです。

── ありがとうございます。最後に、これから事業承継やM&Aを検討しようと考えている経営者の方々に、経験者としてアドバイスをお願いします。

髙木様 事業承継を考えていくと、M&Aは必ず視野に入ってきますし、考えている経営者の方々は多いと思います。私の周辺でも、悩んでいる方は多くいます。一方で、経験のないことなので不安が大きく、なかなか一歩を踏み出せない経営者もいるのではないでしょうか。「自分が思い描いたように会社が残っていくのだろうか」「社員はM&Aのあとも気持ちよく働けるんだろうか」と考えると思います。

 私の場合、社員の生活を守るのに加えて、目の具合が悪い人に役立つ機能性レンズを提供し続ける企業でありたいと考えていましたので、買い手の企業もそうですし、支援してくれる専門家にもそれを理解してほしいという想いがありました。その点、しっかりとこちらの想いを汲み取って伴走してくれるプルータスさんはありがたかったですし、そうやって自分たちを一番に見てくれる会社を探し出すことがM&Aを成功させるうえでは不可欠だと思います。全部の支援会社を知っているわけじゃないので、他にもおすすめの会社はあると思いますが、私としてはプルータスさんをその候補としておすすめしたいですね。

お問い合わせ

株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリー

株式会社プルータス・
マネジメントアドバイザリー

〒100-6035 東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング35階
設立 2017年1月  事業内容 M&Aアドバイザリー事業、人材サービス事業
URL https://plutusmaad.jp

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